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成田空港を応援したい。

成田空港を(勝手に)全力で応援するブログです。空港、飛行機のことを中心に役立つ情報を書いていきます(*^ω^*)

その飛行機遅れがち?乗る前に過去の傾向を調べる方法

みなさんこんばんは、なりっぴです。ようやく札幌の雪が落ち着いてきたようで何よりです。

自分の乗る飛行機が遅れてラッキー!なんて人はいませんよね。みなさんできれば定刻通りに着いて欲しいと思っているはずです。

 

さて、飛行機によく乗る方は、飛行機の搭乗前や、搭乗してからドアが閉まった後にこんなアナウンスを聞いたことはないでしょうか?


「この飛行機は目的地までの航路が混雑しているため、管制より離陸時刻の制限を受けております」

「目的地の悪天候のため、出発を見合わせております」

(厳密に言えば後者には、天気が悪いために飛んでも現地に降りられないから出発を見合わせるのか、着陸はできるくらいの天候なんだけど目的地空港が混雑してるから管制上の制限がかかっているのか、2種類のパターンがあります)

 

そう、出発時刻は過ぎてるし飛行機の準備もできてるんだけど、出発できないよーというやつです。

 

もしくは、「到着後すぐに予定がある!できれば時間的にはこの便で行きたいけど、ちゃんと間に合うように着くかなあ…」

と飛行機を予約するときに不安になることもありますよね?

できればその便が時間通りに到着するか前もって知りたいところですが、未来のことなので当然誰にも分かりません

 

特に成田や羽田のような広い空港では、離陸のために滑走路に向かって地上を走行するだけで時間がかかるもの。また、特定の時間帯に出発便が集中することもあるため、タイミングによっては遅れてしまうこともありえます。

それは行き先の空港も同じです。国内だと羽田空港、海外だと上海や香港、北京などはいつも混雑しているため、空港の状況次第では到着機の受け入れを制限することがあります。

 

一方、航空便のスケジュールはあらかじめ決められているため、「毎日このくらいに混雑しやすい」という時間帯が空港ごとに大まかですが存在します

また、冬の北海道の雪、冬の北京の濃霧、夏の上海の雷雨のように、季節ごとに特定の悪天候に見舞われがちな空港もあります。

そこで、過去のデータをさかのぼって見ることで、この便は最近遅れがち、この便は大丈夫だな、というのを知ろう!というのがこの記事の目的です。

 

さて、前置きが長くなってしまいましたが、早速見てみましょう!

1.Flightawareを使用する方法

まず紹介するのは、FlightAwareというサイトから調べる方法です。

ja.flightaware.com

こちらは日本語で閲覧可能なので、Flightradarよりはもう少しとっつきやすいかと思います。

 

TOPページに、航空会社名と便名を入力します。

航空会社は正式名が分からなくても、途中まで入れればサジェストが出てきて、選択肢から選ぶこともできます。

f:id:narippi:20161214212111j:plain

便名が正しければ、その便の詳細ページに飛ぶので、ページ下部の「アクティビティログ」を見ましょう。

f:id:narippi:20161214212125j:plain

これは上で出した例と同様、JAL873便ですが、やはりこちらでも12月11日の運航が約3時間遅れであったことが分かります。

ただ、他の日はほぼ定刻通りに到着しているので、この便はおおむね時間通りに運航される可能性が高いことが分かります。

FlightAwareの時刻は、出発ゲートを出た時刻〜到着ゲートに入った時刻のため、航空会社の発表しているスケジュールと比較しやすいというメリットがあります。

(ちなみに航空会社のスケジュールは、

出発時刻:航空機が駐機場を離れる時刻

到着時刻:航空機が駐機場に着いて停止した時刻

です。)

また、google検索などで、直接「flightaware 便名」で検索すると検索結果にその便のページが出てきて楽だったりもします。

 

2.Flightradar24を使用する方法

次に登場するのがみんな大好きFlightradar24。航空機が現在どこを飛んでいるかを地図上に表示してくれるサイトです。

www.flightradar24.com

 

と、いきなりの余談で恐縮ですが、ナショナルジオグラフィックに「密着ドバイ国際空港」という素晴らしいドキュメンタリー番組があるのですが(時間のある方はぜひ調べて、見てみてください)、番組中、エミレーツ航空の運航本部がよく映ります。

やれ○○便がインドのどこそこにダイバートしただの、××便が引き返しただの、イレギュラー運航が発生するたびに、自社の便がどこにいるかをFlightradarを使って確認していて、「プロも使ってるんだ…!」と感動した記憶があります。

そんな飛行機の運航に携わるプロたちも見ているFlightradarですが、過去の運航履歴も見ることができます。

TOP画面のData/Historyをクリックして、

f:id:narippi:20161213173241j:plain

右下のSearch for flight (by flight number)に便名を入力

f:id:narippi:20161213173312j:plain

 航空会社の2レターコードと、便名を入れましょう。

f:id:narippi:20161214211013j:plain

 すると、その便の過去1週間分のデータを見ることができます。

f:id:narippi:20161214211028j:plain

ちなみに最近新千歳空港の雪の影響を受けていたジェットスターの便はこんな感じでした。

f:id:narippi:20161214211115j:plain

有料会員になると、さらに1年分までさかのぼって見られるようなのですが、とりあえず1週間分の傾向をつかむことができます。

左から、

| 日付 | 出発地 | 目的地 | 機種 | 所要時間 | (スケジュール上の)出発時刻 | 実際の出発時刻 | (スケジュール上の)到着時刻 |実際の到着時刻 |

となっています。

これで、(スケジュール上の)到着時間と実際の到着時間の間の色が赤くなっていれば、その便は何らかの理由で遅れたということが分かります(上のJAL873便で言えば、12月11日がそうでした)。

ほぼ毎日緑であれば、この便はおおむね時間通りに運航される可能性が高いことが分かります。

ただし、FlightAwareと比較すると、Flightradarの時刻はあくまで離陸〜着陸までの時刻を表しているようなので注意が必要です(実際には着陸してから駐機場まで時間がかかる場合もあります)。

3.おまけ:成田の混雑時間帯はいつ?

ちなみに、せっかく「成田空港を応援したい」ブログなので成田のことも書いておきますね。飛行機のスケジュール的に言うと、

出発のピークは

  1. 午前11時前後
  2. 午後6時前後

です(従ってチェックインカウンターが混雑するのはその2時間前くらいです)。

 特に出発は午前11時頃よりも午後6時頃の方が多く、日によっては滑走路の離陸待ちでスポットアウトから離陸まで30〜40分程度かかる場合もあります。

この18時前後に出発便が集中する傾向は2016年春(夏スケジュール)から強まっていて、第1ターミナルのデルタ航空ANA、第2ターミナルのJALがそれぞれアジア=北米間の乗り継ぎを午後の15〜18時頃に設定しているため、各方面から来た乗り継ぎ旅客を再び各方面に運ぶフライトがこの時間に多数設定されています(5分単位で少しずつずれてはいますが)。

 実際に、今日12月14日のフライト一覧を調べてみると、

10:35〜11:30に出発する便は、国際・国内合わせて34便(国際32+国内2)。

17:35〜18:30に出発する便は、国際・国内合わせて44便(国際33+国内11)。

http://www.narita-airport.jp/jp/flight/today.htmlを使ってカウントしました(旅客便のみ)。

 

細かい話はまた別の記事に書くことにしてここでは省略しますが、11時前後、18時前後の出発便はタイミングが悪いと出発待ちの渋滞に巻き込まれることがありますので要注意です。

 といっても、航空会社もその辺は当然分かっていて、その便の所要時間にあらかじめ地上でかかる時間を盛り込んでいたりもしますので、そこまで大幅に遅れることはないとは思いますが、早朝やお昼過ぎ頃の他の便が少ない時間帯と比べると遅れる可能性が多少は増えます(このあたりものすごく慎重に書いてます)。

また、2015年からは2本の滑走路からの「同時平行出発」というのが実施されていて、以前と比較して出発待ちで大幅に遅延するということがかなり少なくなっています。 

興味のある方は「同時平行出発」で検索してみてください。

 

逆に、成田に向かう便はどうなの?ということですが、これも当然到着便が多い時間帯が存在し、

到着のピークは

  1. 午後3時前後

です。この時間には各方面からの到着便が集中するため、2本の滑走路をフルに活用して到着機をさばいてはいますが、1本の滑走路あたり約2分に1機しか着陸できません。

ということは、例えば同時に北と南から便が来たとしたら、管制官はどちらかを優先して飛行させるしかないですよね?

それが3機になったとしたら?4機来たとしたら?そうです、4番目になる飛行機は、1番目のよりも単純計算で6分遅れて着陸することになります。

なので到着機が集中する時間帯には最短ルートではなく少し遠回りをして着陸をする可能性もありえますが、到着時間はそれこそ風向きや途中の天候によって大きく左右されることが多いです。

当然パイロットも少しでも速く行けるルートを選択して飛行するため、あまり到着に関してはピーク時間帯を気にする必要はないです。

 このあたりのスケジュールと早着・遅着の関係についてもまた別の記事に書きたいと思っています。

 

じゃ、成田から出発するときはどうしたらいいの?

結論としては、

・便の少ない時間帯(早朝・深夜(20時以降)や、12時前後)の便はスムーズに出られる可能性大!

・混雑時間帯の便もスケジュールに既に盛り込まれていることが多いため、地上でもたついても着いてみたら定刻通りという可能性大!

というなんとも普通なものになってしまいました。

(混雑時間帯の便については、例えば

エアージャパン (NQ) #833 ✈ FlightAware

日本航空 (JL) #879 ✈ FlightAware

(いずれも定刻19:05発)を見るとよくわかります)

 

4.というわけで

実際に成田空港で出発便を見ていると、行き先・季節ごとに遅れる傾向が強い便というのも確かにあります。

上の方にちらっと書きましたが、特に日本・中国間には航空路が少ないにもかかわらずトラフィックが集中します。大気汚染が深刻な問題となっている中国では、夏場に視程が悪くなることが多く、管制の処理能力を超える数の便が一度に到着することのないように、あらかじめ日中間の特定のポイントを通過する飛行機の数が管制機関によって制限されるということが多々発生します。

(詳細は「航空 フローコントロール」で検索してみてください。)

そんなときに、自分が乗る予定の便名で検索したり、同じルートを飛ぶ便が他にあればその便名でも検索したりすることによって、最近の傾向を把握することができますので、ぜひ活用してみてください。

それでは、今回もお読みいただきありがとうございました。なかなか「成田空港で終電を逃してしまった場合にどうするか」を書き始めることができません。笑