成田空港を応援したい。

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成田空港のロゴが変わったことに気づきましたか?

こんにちは、なりっぴです。

今回はタイトルそのままなんですが、実は昨年の12月22日から成田空港のロゴが新しくなっています。

http://www.naa.jp/jp/press/pdf/20161222-Logo.pdf

 新旧成田空港ロゴの比較

旧:WORLD SKY GATE_ NARITA

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新:Narita Airport

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私としては、旧版のWORLD SKY GATEの方は、成田空港自体を表すロゴというよりも、広告とかブランドイメージ戦略で使われていたロゴという印象を持っています。

一時期成田空港のテレビCMを地上波で放送していた時期がありましたが、その頃に成田空港をアピールするために作ったブランドネームですね。

成田国際空港(千葉県成田市)は6月末、同空港の「ブランドネーム」を「WORLD SKY GATE__NARITA(ワールド・スカイ・ゲート・ナリタ)」に決定したと発表した。

成田空港にブランドネーム-「WORLD SKY GATE_NARITA」 - みんなの空港新聞

2010年7月から使われていたようなので、6年半でその使命を終えることとなりました。

 

一方の新版の方は、プレスリリースによれば

成田空港は日本と世界を 『つなぐ』 扉として、これからも成長と発展を続け、世界最高水準と評さ れる高品質な空港を目指すことを力強くアピールするため、成田空港ブランドロゴをリニューアル することといたしました!

(略)

デザインコンセプト

伸びやかで躍動感のある3 本のラインは、日本の伝統色“ 藍色” で日本を、“ 青色” で大空を、“水色” で地球を表現し、それらが日本の伝統工芸“ 組紐” のように一つ一つ結ばれ、繋がり、過去から現在、 現在から未来へと着実に一歩一歩進んでいく決意をイメージしました。

また、青色は出発を、水色は到着を、さらに藍色では乗り継ぎを、" 航空機の軌跡" に見立てて表現し、 国際拠点空港として成田空港が担う最も大切な役割と責任を表現しています。 さらに藍色のラインは隠喩的にNARITA の“N” を表現しています。

http://www.naa.jp/jp/press/pdf/20161222-Logo.pdf

とのこと。

 

確かに、ロゴマークと「Narita Airport」の文字により、成田空港自体を表す"ロゴ"としての性格が強くなった気がします。

 

旧版はNARITAという文字が入っているものの、外国人への知名度としては「NARITA」の名前はいまひとつでしょう。そうなると、なんのロゴマークだか分かる人の方が少なくなってしまいます。

みなさんも「フィウミチーノ空港」と言われて「ローマの空港だ!」とピンとくる人は少ないでしょう。

 

個人的には、新版には「TOKYO」の文字も入れても良かったように思います。

小さく入った「Connecting Japan to the World」の文字によって日本の空港を表すロゴだ、ということは分かってもらえるでしょうが、「Narita」の知名度ってどれくらいなんでしょうね?

まあその知名度をこのロゴリニューアルでこれから高めていくのかもしれませんが。

 

成田空港内でも、続々新しいロゴにチェンジ

空港内を歩いていると、ここのロゴも新しくなったなと気づくことが増えてきました。

一番分かりやすいのは、国際線到着出口と到着ロビーとを分離している腰くらいの高さの壁に貼ってあるロゴマーク。

出迎える人から見える側には、これまで水色のワールドスカイゲートロゴは大きく貼ってありましたが、1月から新しいナリタエアポートロゴに変わっています。

 

また、空港内各所にある案内カウンター背面の壁にも、ナリタエアポートロゴがでかでかと貼られています。

出張などでよく成田を利用される方は気付いたかもしれません。

 

結構変わっている、企業のロゴ

2014年にロゴを変更した15の海外ブランド | freshtrax | デザイン会社 btrax ブログ

インスタグラムだけではない──ロゴ変更は企業の「決意表明」、各社の新旧デザインを紹介 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

「ロゴ 変更」で検索すると、過去かなりの数の企業がブランドイメージなどに合わせて企業のロゴを変更していることが分かります。

明治やau、NTTドコモのロゴ変更などはまだ覚えている方も多いのではないでしょうか。

 

ロゴを変更する場合、その理由を明確にする必要があります。

何故なら、まず経費がかかります。看板、広告、パッケージ、書類、名刺に至るまで、新しく制作するのは勿論、ロゴ入り企画、販促物、ショッ プの看板、パッケージ、紙袋などの変更も必要となるからです。 現在ある下げ札やネームタグを使い切ってから・・・や、袋とポップ は来年から・・・等、変更を先延ばしにし、新ロゴと旧ロゴが中途半端に混在する期間が長いと、却ってマイナスイメージを増幅させます。

また、たとえロゴを変えても、大抵は売上げが上がるどころか、ただ経費がかかるだけです。そのため、「ロゴの変更」は売上げを上げる手段として安易に行うことではなく、経営者や事業担当者の、将来のブランドビジネスに対する熱い情熱と堅い決意の表れでなくてはならないのです。決して「デザインに飽きたから」など中途半端な気分転換で行うものではありません。

ブランドを視覚化しよう!(その2) | マル秘!ブランド開発&企画の裏バイブル〜必読・本気のアウトサイダー企画マンへ〜

こちらの方もおっしゃっているとおり、これまで使用してきたブランドロゴを一新するということはある意味では並大抵ではない決意の表れと考えることもできます。

前のロゴだってデザイナーと会社の担当者とが知恵とアイデアを絞って、お金をかけて世に出したものでしょう。それを多大な経費をかけてまで完全に新しくするのですから。

 

成田空港に「決意」はあるか

成田空港も、これまでのロゴを捨てて新しい「つなぐ」イメージを込めたロゴにするからには、プレスリリースにあるとおり「世界最高水準と評される高品質な空港を目指」して、努力していってほしいと思います。

ただ、成田空港会社(NAA)がいくらロゴを変更して勝手に決意を固めたところで、空港で働く多くのスタッフたちに同じ「決意」があるかというと、そうとも限らない現実があると思います。

ぜひNAAには、成田空港という看板を背負って働く全てのスタッフにその決意を浸透させるために、様々な努力をしていただきたいところです。

 

みなさんは、成田空港の新しいロゴについてどういう印象を持ちましたか?

 

成田空港の将来についての記事はこちら

www.love-narita.com 

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