空港会社が昨年11月に出したこのプレスリリース。
このうち「２」の改良工事がある程度終わったようで、空港発の各リムジンバスやターミナル連絡バスの所要時間が少し短くなっています。
上記プレスリリースより
以前こちらの記事で書いたように、空港内の道路はとにかくクネクネ&信号が多い。
今回の改良工事が行われた場所は、第2ターミナルから第1ターミナルの到着階に向かう途中の道路。信号がなくなったわけではありませんが、道路の拡幅＆バス優先車線化により、バスのスピードが速くなり、結果としてその他の交通もスムーズに。
写真で見ていきましょう。写真は第2→第1へと向かうターミナル連絡バスから撮影したものです。番号は上の図の矢印の番号と一致しています。矢印は写真を撮った方向です。
1.空港西通り4交差点にガイドブロックが設置
第2ターミナルの方から来てこの交差点を左折すると、第1ターミナル到着階方面に行けます。それと同時にP1,P5駐車場の入り口へもここを左折。
正面は第1ターミナルから出てくる道路なのでそこまで交通量は多くありません。スムーズに曲がれるはずの交差点ではあるのですが、前方の道路が1車線しかなかったため、第1ターミナルの前の道路が混んでいたり駐車場への入庫待ちの車が発生したりすると、すぐに渋滞して青信号なのに曲がれないという事態が発生することもありました。
ブロックが何のために設置されたのかは完全に謎ですが、そのうち赤信号でも左折可になるのでしょうか…？でも写真右方向から直進してくる車もある程度いるので、警察がそれをOKするでしょうか。
2.左折後、1車線が2車線に＆バス優先車線設置
もともと路側帯の幅をだいぶ大きく取ってあった道路ですが、2車線にして左側をバス優先車線にしました。これで、P1駐車場へ入る車や第1ターミナルに来た一般車が詰まっていても、バスはスムーズに走れるようになりました。
昨年のお盆の時期は、人を迎えに来た車が第1ターミナルの前の道路に入ることができずに長蛇の渋滞を起こし、その煽りでバスも全く進まなくなるという現象が起きていたため、バス優先車線を設置したのだと思います。
3.高速道路からの出口車線ではなくこちらの道路を優先道路に
わかりにくいですが、上2の写真からもう少し先に進んだところです。
もともとは左から来る、新空港道出口車線が優先道路でした。そのため第2ターミナルから来た全ての車は一旦停止してから右折して第1ターミナルに入っていました。
実際には新空港道からの交通量はそこまで多くなかったため、バスがここで詰まらないように優先道路を切り替えたのだと思われます。
以上の対策により、信号の数が減ったわけではありませんが、一時停止がひとつ減ったおかげで少しだけ連絡バスも早くなったように感じます。
空港発のリムジンバスの時刻表を見ると、第2→第1ターミナルへ所要時間は5分となっていますが、実際には乗り降りに時間がかかったりして第1ターミナル発は数分遅れが割とありました。
この工事のおかげで所要時間が少しは短くなったと思います。
引き続き、抜本的な改良をお願いしたいところです。
