こんにちは、なりっぴです。
私は成田空港から京成線で40分くらいの船橋市に住んでいます。先日意を決して、以前から気になっていた「世界の童話図書館」に行ってきました。
- 駅前一等地にある謎の入り口
- いざエレベーターで上へ
- 図書館について説明してもらった
- 各国の絵本を読んでみよう
- 大きい子供にも、大きなお友達にも
- しかけ絵本コーナーも充実
- 小さい子供を連れて行っても大丈夫
- 図書館の情報
- おわりに
駅前一等地にある謎の入り口
京成線とJRの乗換駅でもある京成船橋駅から西武デパートの方に歩いていくとこんな感じで怪しい入り口が出現します。
おそらく100人が前を通っても5人くらいしか気づかないんじゃないかというこの場所。
「世界の童話」…?絵本は好きだけど、絵本が置いてあるのかな?図書館っていうからにはきっと誰でも入っていいんだよね…?ともじもじするも結局通り過ぎること多数。
入り口はなんとここです。
そう、ゲームセンターの隣というか、同じ建物の上なのです。
ゲーセンと世界の童話という取り合わせがなんとも謎で、前を通りがかるたびに、
なんか大丈夫かな…ドキドキ…図書館とは書いてあるけど4階に上がったら最後絵本とか買わされたり?やたらメルヘンチックなスタッフさんばっかりで「え、何しに来たの?」みたいな冷たい視線を浴びたり?(失礼)
みたいな被害妄想とともにスルーし続けて(失礼)きました。
だ、だって開館しているのは週に4日、昼の12時〜午後6時までしかやってないんだもん…
ですが、今回「そうだブログに書こう!」と思いついに潜入してきました。
いざエレベーターで上へ
先ほどの怪しい入り口(失礼)から奥に進むと、エレベーターに乗り込むよう指示を受けます。
ゲームセンターアドアーズの駐輪場も同じ建物の4階にあるようで、エレベーターには自転車でも乗れると書いてあります。エレベーターに乗り込み4階へ向かいます。
4階へ上がると、いきなりしーんとした雰囲気!絵本の山!メルヘンなスタッフ!!ということは全くなく、たくさんの自転車たちがお出迎えしてくれます。
アドアーズの駐輪場でした。
左側に世界の童話図書館があります。早速行ってみましょう。
図書館について説明してもらった
ドアを開けると、家の玄関のように靴を脱ぐスペースがあります。
小学校の教室の半分くらいの広さでしょうか。壁一面の本棚に世界の絵本がたくさん入っています。
残念ながら館内は撮影禁止だったので、雰囲気は公式サイトの写真をご覧ください。
とてもフレンドリーなスタッフの方が、いろいろと説明してくれました。
- 図書館だが貸出はしておらず、館内で自由に本を読める
- 世界の童話を集めていて、日本で翻訳されている数々の有名な絵本の各国語版を置いている
- 壊れやすいため公共の図書館にはほとんど置いていないしかけ絵本にも力を入れていてたくさん置いている
- 毎月企画展をしていて、それに合わせた楽しい企画も(今月はすもう絵本を集めて、子供がすもう絵本を読むとスタッフとトントン相撲で対決できる。スタッフに勝つとチェキで写真を撮ってくれて番付に載る)
などなど…しかけ絵本とか最高!って思いました。買うと高いですし、飛び出す絵本とか大人が見てもわくわくしますよね。
各国の絵本を読んでみよう
日本の絵本が一番多かったのですが、その他にもヨーロッパの絵本、アジアの絵本、韓国の絵本、アメリカの絵本など、地域ごとにまとまって置いてあります。
例えば超メジャーどころで言うと「はらぺこあおむし」。

- 作者: エリック=カール,もりひさし
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 2010/08/23
- メディア: ハードカバー
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子供の頃に読んだことある人もかなり多いはず!!
これが日本語、英語、中国語、その他4種類くらいの言語のバージョンでずらっと並んでいます。
他にも名作ハリーのセーターや、スーホの白い馬。

- 作者: ジーン・ジオン,マーガレット・ブロイ・グレアム,わたなべしげお
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1983/05/20
- メディア: 大型本
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これ読んだことある!!っていう絵本が必ずあるはずです。
有名な絵本は原書もたくさん置いてあって、スタッフさんによると子供は言葉がわからなくても絵を追っていくだけで楽しいし、大人も読めない言語でも読み聞かせるならこんなお話かな?って想像力を鍛えながら読むこともできるとのこと。
絵本ってすごい!
もちろん日本の絵本も充実。
作者ごとにまとめられており、なんか見たことある!見たことないけど面白そう!っていう絵本を自由に手にとって読むことができます。
しかもフローリングの床に寝転がって読むこともできます!
私の一番好きな絵本、「からすのパンやさん」もありました。
小さい頃この絵本を読んで、からすの4兄弟が作るバリエーション豊富なパンの数々に興奮したのを覚えています。
しかも一番好きと言っておいて知らなかったんですが、からすの○○やさんがいつの間にかシリーズ化してました…
全然知らなかった!!あれー、こんなにあったんだーとだけ思って先日はスルーしちゃいましたが、最近続きが出たんですね。次行ったら絶対読みます。
大きい子供にも、大きなお友達にも
絵本コーナーの端には、星新一のショートショートセレクションも!
人間の心への深い洞察や人間社会へのブラックジョークが魅力的な作家である。 そのなかでも、ショートショート作品は短い話のなかで起承転結がしっかりとあり、唸らされるようなオチまで準備されていて、いくつ読んでも飽きない面白さがある。
星新一のおすすめ名作・傑作小説を紹介。ショートショートの名手による面白い物語。 - 漫画ギーク記
そう、子供から大人まで誰が読んでも「おおー」「うーむ」となること間違いなしの星新一さんです。
「おーい でてこーい」なんかは読んだことのある方もいるのではないでしょうか。
http://www.geocities.jp/akaikeito2/oidetekoi.htm

星新一ちょっと長めのショートショート〈1〉宇宙のあいさつ (星新一ちょっと長めのショートショート (1))
- 作者: 星新一,和田誠
- 出版社/メーカー: 理論社
- 発売日: 2005/08
- メディア: 単行本
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和田誠さんがイラストを書いたこの全集的な装丁のバージョンがずらーっと並んでました。非常に良い!!一日いられそうです。
しかけ絵本コーナーも充実
これもちょっと写真はないんですが、大判のしかけ絵本がたくさん。海外の本も、日本の本もありました。
NHKEテレの名物番組ピタゴラスイッチのコーナー制作を手がけるユーフラテス、こんな絵本も作ってたんですね。
シリーズで4冊並んでましたが、文字が読めるようになってきた子供が指差しで遊べる絵本です。ちなみに表紙の謎の黒いキャラクターは「いぐら」。いるかともぐらを足して2で割ったキャラクターだそうです。笑
小さい子供を連れて行っても大丈夫
大人だけで行っても大丈夫ですが、絵本がメインなので当然子供連れのお客さんもいらっしゃいました。
スタッフさんに聞いたところ、小さい子供を連れて行ってもパーテーションで区切っておむつ替えや授乳もできるとのこと。お手洗いも館内にあります。
ベビーカーで行っても問題なく図書館の前に置いておけます。盗難等気になる方はダイヤルロックを持っていくことをおすすめします。
0歳〜2歳の子供を対象とした読み聞かせの会も定期的に開催しているそう。
1月の“おはなしこちょこちょ” - 世界の童話図書館@船橋駅前の日記
次は3月7日(火)だそうです。「おはなしこちょこちょ」ってネーミングがとってもかわいいですよね!
図書館の情報
開館日:月・火・金・土曜日(祝日は休み)
開館時間:昼12時〜午後6時
図書館への行き方はこちらも参考にしてください。
童話図書館までの道のり - 世界の童話図書館@船橋駅前の日記
東西線の西葛西駅前にもあるようなので、そちらの方が近い方はぜひ西葛西に。
おわりに
私が行ったときは、4組の親子が思い思いに絵本を楽しんでいました。私も今度子供を連れて行ってみようと思います。
駅前のとてもいい場所なのにまだあまり知られていないのか、空いていてゆったり本を読めそうなのがとても良かったです。
絵本が好きな方は成田空港から都内へ行くとき、船橋駅で途中下車して行ってみてはいかがでしょうか?(むりやり成田空港につなげてみた)
本日もお読みいただきありがとうございました。
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