こんにちは、なりっぴです。
今日は「鍋すご」(勝手に略)第2弾。タイトルだけ見てピンときた方もいるかもしれません。そう、冬になると誰かがこの鍋を作ったブログを投稿してはブックマークを集めているあの伝説の鍋、ピェンローです。
私がピェンローを知ったのは1年と少し前、この記事がきっかけでした。
このときは、「ふーんたしかにおいしそうだけど、味付けも単純だしおいしいんかねえ…」と流行に飛びつかないスタイルで生きてきた私は完全スルー。ブックマークも特にせず。
ところが数ヶ月前買った料理本になんとピェンローが。
これはもう作るしかないでしょう!!とばかりに作りました。
1回目。あれ?そこまで言うほどではない…??
それから5回は作りました。この鍋の不思議なところは、回数を重ねるごとにおいしいと思うようになるところなんですよね。しいたけが苦手な人にとっては作るだけで拷問のような料理ですが、ぜひおいしい塩とごま油を用意して作ってみてください。
というわけで今回は、ピェンローの作り方です!
今帰宅中にこのブログを読んでいるあなた!帰りにスーパーで干し椎茸を買うのです!!
ピェンローに欠かせない4つの材料
2人分です。具材を煮るための汁はこれだけです。
- 水 1L
- 干し椎茸 5,6個
煮込んだ具材はこの3つの調味料を混ぜたものにつけて食べます。
- 塩
- 一味唐辛子
- ごま油
塩はとにかくいいものを使え
この鍋のできを左右すると言っても過言ではない、塩。できれば精製塩ではなく、ミネラル分の多く入った海水塩や、岩塩などを用意したいところです。ぜひお好みのものを見つけてください。
我が家では以前「飛行機好きの聖地」ことカリブ海のセントマーティン島(半分ずつフランス領とオランダ領の島)に行ったときに現地のスーパーで買ったゲランドの塩を使ってます。カリブ海なのにフランスの食品がたくさん売っていて面白かったです。
Amazonでも売っています。 1kgで810円と、値段的にもお手頃です。
こちらのとしさんもブログでおっしゃっているように、ぜひ塩にこだわってください。
塩は一番いいやつを使え そしてこれに尽きます。 ここまでがんばって、肝心の塩が「あじしお」なんかだったりしたらもうおしまいです。 最終的な味はすべてこの「塩」にかかってます。 というか味のかかる部分はもう塩しかありません。 あとはすべて素材と出汁の味だけなので。
ピェンローがまずい理由は基本を守っていないから - Mokosoft開発者ブログ
このGigazineの記事みたいな食卓塩はダメです!
期待をぱんぱんに膨らませて食べたためか、編集部員たちの反応は「おいしいことはおいしい」「化学調味料を使っていないところに意識の高さを感じる」「スーパーの鍋だしがいかに高度な仕事をしているのかが分かる」とイマイチぱっとしないもの。普段化学調味料ばかりを取っているために、私たちは素材のおいしさに鈍感になってしまったのか……?と不安さえよぎります。
素材の味が活きる鍋だからこそ、素材が重要なわけですね。
具材を用意
我が家でのピェンローの具材です。
- 白菜
- 豚バラ肉スライス
- 鶏もも肉
- 春雨
- えのき
- 長ネギor豆腐
上の4つは必須食材です。下の2つに関しては、ピェンロー原理主義者の方々からは怒られるかもしれませんが、えのきは味+食感担当、ネギは単に好きなので入れます。笑
量の目安
白菜は柔らかくなるまで煮るので一人あたり葉っぱ大3枚が目安です。
豚バラ・鶏ももは足して一人あたり200〜250gが目安です。スーパーで売っている鶏もも肉はだいたい1枚300gなので、うちでは鶏もも1枚分+豚バラを100〜200gくらい入れます。お好みで配分を変えてください。
春雨は一人あたり20g程度でしょうか?手でぎゅっと握って人差し指くらいの太さが2人分くらいだと思います。
作り方
1.干し椎茸を水に一晩つけて戻す
この鍋を作る上で一番重要な工程です。上の材料のところでは水を1Lとしていますが、土鍋ではなくボウルなどで多少多めにしいたけのだしを取っといてもいいです。
つい汁を多めに食べてしまうと雑炊を作りたくても汁がなくなってしまって切なくなるので。
一晩浸けたもの。もうこの時点でしいたけのにおいがすごいです。
2.しいたけを軽く絞ってから取り出し、半分に切る
3.白菜を白い部分は1〜2cm幅に切り、緑の部分はざく切りにする
4.鍋のしいたけだしにしいたけと白菜の白い部分を入れ、フタをして中火にかける
5.沸騰したら火を弱めて、5〜10分くらい白菜が透明になるまで煮る
6.煮ている間に、鶏肉を一口大、豚バラ肉を5cmくらいの長さに切る
7.春雨を別の鍋で茹でる
春雨が汁を吸ってしまうので、事前に茹でておくといいですが、乾燥状態をそのまま入れてもOKです。
8.肉を入れ、あくが出てきたらたくさん集まるまで待ってから取る
そこまであくが出ないときもありますし、こまめに取ってしまうとせっかく一昼夜かけて抽出したしいたけエキスがどんどん減ってしまうため、そこまで神経質になるのはやめましょう。あくもうまみのひとつです。
9.肉が煮えたら、白菜の緑の部分、ごま油大さじ2程度を入れてフタをする
えのき・ねぎなど邪道食材も入れるときは、このタイミングで入れます。
ごま油はだいたいおたま1/3〜半分くらい入れましょう。
10.白菜がしんなりしたら春雨を入れて、少し煮えたら完成!
さあ、食べましょう
器にごま油、塩、一味を適量入れ、少し汁を取って混ぜます。
混ぜたものに、具材をつけながらいただきます。
鶏肉、豚肉はこれくらいの時間煮るくらいならそこまで固くなりません。素材の味がごま油と塩としいたけのだしと渾然一体となり、箸が止まりません!
くたっとした白菜の甘みと、豚バラの脂と、鶏肉のうまみと、しいたけとごま油の香りと、この鍋を広めた妹尾河童さんに最大限の祈りを込めつついただきましょう。
締めは雑炊で!
ほとんど具がなくなったら、おまちかねの「汁を存分に味わうタイム」がやってきます。
そう、雑炊です。ツウの方々のおっしゃるところの「ピェンゾー」(ピェンロー雑炊の略)です。
ちょっと今回は安全策をとりすぎて汁を多めに用意してしまったので、だいぶしゃばしゃばです。
ご飯と卵を入れ、器に取ってから塩を適量入れて味付けします。
雑炊には一味ではなくぜひラー油を! できればごま油ベースのラー油を使ってください。
ごま油のいい香りで食が進むこと火のごとしです。ちなみにピェンロー&ピェンゾーを堪能した翌日の体重は山のごとしですが、気にしてはいけません。ダイエットは春になってから考えればいいのです。
参考にした本
さて、ひとつ前の寄せ鍋の記事では和食のきほんという本を参考にしましたが、冒頭で書いたようにこのピェンローが我が家に導入されるに至ったきっかけを作った本はこれです。
神楽坂に店を構えるフレンチの名店、ル・マンジュ・トゥーのシェフたちが作るまかないのレシピ本です。上のピェンローレシピは少しこの本のものをアレンジしたものです。
この本も作り方の手順が写真で詳しく載っていて、食欲をそそるレシピばかり!ぜひ一度読んでみてください。
さて次の鍋は?
寄せ鍋、ピェンローときて、次の鍋はなんでしょう?
お楽しみに!ぜひ読者登録をお願いします!ありがとうございました。
【その3を書きました】
その1はこちら
「食」カテゴリーの記事
季節の野菜を使ったおいしい料理が食べ放題!空の駅風和里しばやまに行ってきました - 成田空港を応援したい。
旅行に行くなら超おすすめしたいアイテム
衣類圧縮袋はもう不要!旅行の衣類収納には「モンベルコンプレッションスタッフバッグ」が超おすすめ! - 成田空港を応援したい。
成田空港のことも書いてます!