こんにちは、なりっぴです。
現時点で都心から成田空港に最速で行く手段は、京成のスカイライナーです。
最高時速160km/hという国内の在来線では最速のスピードで、日暮里駅から空港第2ビル駅までを36分で結んでいます。
空港から急いで帰りたいとき、スカイライナーに乗る方も多いと思います。
そこで今回はスカイライナーのチケットの買い方などについてまとめました。
スカイライナーには切符の他にライナー券が必要
スカイライナーは全席指定の特急なので、普通の切符やSuica、PASMOなどのICカードの他に、「スカイライナー券」が必要です。
スカイライナー券さえ買っておけば、SuicaやPASMOで改札を通ってそのまま乗ることができます。
京成上野駅、成田空港駅(第1ターミナル)、空港第2ビル駅(第2・第3ターミナル)では、スカイライナー専用の改札機はありません。特急料金のいらないアクセス特急と同じホームを使用しているためです。
そのため、時間がないときは、とりあえず手持ちのSuicaやPASMOで改札を通り、空港では駅のホームにある券売機(空港では各駅に1台ずつ)でライナー券を買うこともできます。(詳しくはこちら)
上野駅、空港第2ビル駅、成田空港駅の改札口は、最低限の初乗り運賃がICカードに入っていれば通れます。足りない分は空港 or 日暮里・上野に着いてから精算すればOKです。車内で乗車券(ライナー券ではありません)の提示を求められることは通常はありません。
さらに時間がなくて、ライナー券を持たずにスカイライナーに乗ったとき、車内で券を買えるかどうかについては、このページの最後に書いています。
事前に買う
事前にチケットを買う場合、
- インターネット予約のチケットレスサービス
- インターネット予約して駅で支払い・受け取り
- インターネット予約してファミマで支払い・受け取り
- チケット取り扱い窓口で買っておく
- 電話で予約して京成上野駅で受け取る
の5パターンがあります。それぞれのメリットを解説します。
1.チケットレス
事前に会員登録(氏名・メールアドレスと、決済用のクレジットカード情報のみで登録可)しておけば、インターネット(PC、スマホ、携帯)から予約・購入ができます。
スカイライナーの車内では、どの席が販売されたかが車掌さんの持っている端末で分かるようになっているため、チケットを買った人が正しい席に座っている場合にはチケットの提示を求められることは原則ありません。
空港に向かうときは事前に乗る列車を決められるので、このチケットレスが一番簡単でおすすめです。駅の券売機や窓口で並ぶ必要がありません。
空港から帰るときも、最近は飛行機の着陸後、地上走行中でも携帯・スマホが使えますので、そこから予約・購入しておけばスムーズに乗車できます。もしくは入国審査後手荷物受け取りのために待っているときなど、空き時間に購入できます。
何時の電車に乗れるかいまいちまだ分からないときは、予約のみしておき、乗れそうな列車の時間が分かった時点でスマホサイトから購入することもできます。(予約完了し、「チケットレスで購入」ボタンを押さずに画面を戻って、「予約確認」から支払えます)
列車の所定の発車時刻の5分前までに引き換え(購入)いただけなかった場合、予約は自動的にキャンセルされます。
こうありますので、一応購入を忘れたまま発車時間が来ても安心です。(予約のみであればキャンセル料はかかりません)
また、一度購入した後でも1回までは乗る列車の変更ができます。
2.ネット予約→駅で受け取り
3.ネット予約→ファミマで受け取り
2,3をまとめて記載します。
これらは予約だけしておいて駅の窓口や券売機、ファミマで支払いとチケットの受け取りができるサービスです。
当日乗りたい列車が満席だったらどうしようと心配な方は予約しておいてもいいかと思いますが、クレジットカードをお持ちの方は上記1のチケットレスの方がおすすめです。
駅で受け取りの場合、チケット窓口・券売機で予約番号などを伝えてその場で購入することになります。
ファミマ受け取りは乗車日の前日までですし、成田の旅客ターミナル内にあるファミマには受け取りのためのFamiポート端末がありません(貨物地区にはありますが一般客は利用できません)ので、空港に向かう場合に主に利用することになるかと思います。
ファミマで発券されたチケットでそのまま乗車できますので改めて駅で引き換える必要はありません。(日暮里駅はスカイライナー用改札があるので、係員に見せて通ります)
どちらも前日までにチケットを買って手元に持っておけますので、空港に行く際に利用すると安心です。
4.チケット取り扱い窓口で買っておく
スカイライナーの停まる駅、成田空港の到着ロビーにある京成のカウンター、大手旅行代理店でも事前に買うことができるようです。
「成田空港の到着ロビーのカウンター」は、リムジンバスのチケットを買う窓口の近くにありますが、窓口の数が少ないため直接駅に行った方が早いと思います。
大手旅行代理店では、旅行を申し込む際についでに購入ができるので支払いをまとめたり、旅行券で支払いをしたい方には便利ですよね。
旅行代理店で買ったチケットでも、列車と座席が指定されていれば駅で引き替えることなく乗車できるはずです。
5.電話で予約
インターネットも使えず、事前に旅行代理店にも行けない、という方には一応電話での予約も受け付けてくれるみたいです。
ただ、乗車2日前までに上野駅での引き替えが必要で、しかも時間も短い…使ってる人いるのかな?
●予約受付期間/乗車日の1ヶ月前〜 2日前(購入期間の過ぎたものは無効) ●予約座席の引き替え/
乗車日の1ヶ月前 〜 10日前までに予約した場合は、予約日から8日以内
乗車日の9日前 〜 2日前までに予約した場合は、乗車日の2日前までに
引き替え場所 :上野駅案内所
引き替え時間 :9 : 00 〜 18 : 00
※引き替え期間を過ぎても引き替えなかった場合は、予約は自動的に取り消されます。
乗る直前に買う
もちろん乗る直前にも、駅の窓口や券売機でチケットを買うことができます。
成田に到着する飛行機に乗る場合、飛行機が早着・遅延してしまったり、到着してから入国審査が混んでいたり、この時間に乗れる!とは事前に正確には分かりません。
何らかの原因で運転を見合わせていたり、遅れている可能性もあります。
私は週に何回も空港駅を利用していますが(仕事なので)、空席表示が「×」になっているのを今まで見たことがありません。笑
こちらによると1列車あたり398人乗れるようなので、事前予約しなくてもまず満席になることはないと思います。
また、成田に向かうLCCの機内で割引のチケットを購入した場合も、必ず乗る前に駅の窓口で引き替える必要があります。(券売機不可)
1.上野駅・日暮里駅で
改札外の窓口・券売機で購入できます。クレジットカードも使えます。
改札外の窓口・券売機に行列ができていた場合、改札内でも購入できるかは調べて追記します。
2.空港駅で
2.1.駅窓口で
成田空港駅、空港第2ビル駅ともに、上の写真のようなカウンターがあります。
ただ、朝と、午後〜夕方の到着便が集中する時間帯には窓口に行列ができることも。
空港駅の改札外には自動券売機はありませんので、急ぐ方は次項で説明するホーム上の券売機で購入することをおすすめします。
2.2.ホームの券売機で
空港ではどちらの駅でも、改札を抜けてエスカレーターを降りたすぐ目の前に券売機が1台ずつ設置されています。
こちらでは現金・ICカード(チャージしてからの購入は不可)でライナー券を買えます(クレジットカード使用不可)。
この券売機では直近の列車のライナー券の購入と、予約したライナー券の受け取りができます。
乗ってから買える?
さて、これが一番気になりますよね。
駅に来た!もう発車まで2,3分しかない!乗っちゃえ!ってできたら楽です。
修行&切符 : スカイライナー ライナー券(車内) - livedoor Blog(ブログ)
ネット検索していたら、車内で発券されたライナー券の画像を載せているブログを発見…でも2年前だし、どうやってこのライナー券を購入したか書いていない…
というわけで京成お客様ダイヤルにかけて聞いてみました。
結論から言うと、
原則として、乗車までにライナー券を購入する必要があるが、京成上野、空港第2ビル、成田空港の3駅から乗車する場合には、やむを得ない場合にはスカイライナーに乗車することができる。その場合には空いている席に座り、車掌にライナー券代を現金で支払う。
お釣りの準備がない可能性もあるため、なるべく事前に買ってほしい。
とのことでした。(日暮里駅はスカイライナー専用ホーム・改札があるため難しいと思います)
私「どうしても急ぎでチケットを購入する時間がない場合、スカイライナーに乗った後にチケットを買うことはできますか」
京成の人「原則は事前に買ってもらうことになってますが、乗っちゃった後でも買えますよ」
私「ICカードとかは使えないですよね…?」
京成の人「現金のみですね」
私「これって公式サイトには載ってませんでしたが、ツイッターとかに書いても大丈夫ですか」
京成の人「うーん…原則と、やむを得ない場合っていうのをちゃんと書いてもらえれば」
というやりとりがあったので、載せることにしました。車掌さんに迷惑をかけてしまう可能性もあるため、なるべく事前に買ってください。
スカイライナーは速いですよ
私も仕事の後都内に急いで行く用事があるときにはスカイライナーに乗りますが、本当に速いです。
しかも座席にコンセントがあるからスマホの充電ができる!
ぜひ成田空港をご利用の際にはスカイライナーにも乗ってみてください。
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