今週気になったニュースのコーナー!
チャイナエアラインがデルタと提携強化へ(4/21)
デルタ航空と提携強化に向け協定 | チャイナ エアラインより
先日のニュース記事でデルタ(DL)と大韓航空(KE)の共同事業開始について書いた。
DLは同じスカイチームに加盟するチャイナエアライン(CI)とも提携を強化する協定を結んだようだ。CIは台湾の航空会社であり、中国・東南アジア各地に豊富な路線網を持っている。
DLはスカイチームに属するアジアの航空会社と提携を強化し、成田での自社便での乗り継ぎを減らす方向だ。今年の5月には成田-台北線を運休し、旧ノースウエスト航空の時代から実に67年間も運航した路線に幕を下ろす。
成田-台北線はDLを含めて実に10社が運航しており、運賃の下落も著しい。デルタが儲からないとして撤退するのは自然な選択かもしれない。
成田(東京) - 桃園(台北) 時刻表 | FlyTeam(フライチーム)
DLの北米から台北への直行便はなく、CIのLAX,JFK,SFO便を利用することになるようだ。今後はKEとの共同事業のように、DLが台北-アトランタ線を開設し、北米への乗り継ぎがさらに便利になるということになるかもしれない。
台湾に本拠を置く航空会社はもう1社、スターアライアンスに属するエバー航空(BR)があり、同じくスターアライアンスのユナイテッド航空がハブとするシカゴやヒューストンなどへ路線を開設している。
ワンワールドに所属するJALはCIが運航する日本=台湾間の全便とコードシェアを実施しているが、こちらはどちらかというと日本のJAL顧客が台湾に旅行する際の取り込みを狙っているのだろうと思う。
CIは成田空港ではDLと同じ第1ターミナルではなく、JALと同じ第2ターミナルに乗り入れているというのも2社の関係の深さを表している。
バニラエアのパイロット欠員問題(4/17)
あまりリンクを貼りたくもないが、「LCC」は「安かろう悪かろう」という結論ありきの記事だと感じた。途中の言葉の選び方や、その情報必要か?という文章など、悪印象を植え付けるかのような記事。
バニラエアの欠航と日本のパイロット不足問題 - 成田空港を応援したい。
思わず書いた。それだけ日本のパイロット不足は深刻なのである。
その他3記事
「福岡空港出資」廃案 福岡市議会 再議で否決 : 最新ニュース : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
民営化を目指す福岡空港へは福岡市は出資しないようだ。
席譲る乗客に最大百万円 デルタ、定員超過で補償 :日本経済新聞
アメリカでは「席を譲ってくれ」となった場合にあまり譲る人が多くないのだろうか。日本だと当日便への振り替えで1万円/7,500マイルで喜んで譲る人がたくさんいるというのに…
沖縄観光客約877万人で過去最高 飛行機もクルーズも拡充 2016年度 - 沖縄タイムス+プラス
下地島空港のパワーアップでさらに観光客が増えるといいね。
今週はこのへんで!