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トイレ業界も着実に進歩している

春頃から、成田空港では第2ターミナルのトイレを中心にリニューアル工事が行われている。

成田空港、スーツケースごと入れる「デザイントイレ」 20年までに11カ所

これまでの成田空港のトイレは、そもそも和式トイレがまだ生き残っていたり、洋式でもウォシュレットが付いてないものがあったり、個室に手すりがなかったり、男性小便器の形が古くゆかが汚れやすかったり、言ってみれば「普通」だった。

そのトイレが全てリニューアルされることになり、第2ターミナル1階(先日記事にした画面の自販機の近く)には、そのコンセプトモデルとも言うべき、各要素がぎゅっと詰まった「デザイントイレ」が2017年8月にオープンした。

 

大変残念なことにまだデザイントイレには写真を撮りに行けていないのだが(利用客のいるトイレで写真をたくさん撮るわけにいかないし…)、ほかのトイレでは何枚か撮ってきた。

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これは第2ターミナル地下の、電車の駅を出て正面のドトールの隣のトイレ。

もともとベージュとピンクを基調としたごく普通のトイレだったが、個室をいくつか統合して広くスタイリッシュに生まれ変わった。

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この広さであればスーツケースの5個や10個くらい持って入れそう。

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なんとありがたいことに男性用個室にもおむつ交換台がついている。

世の中には女性用トイレにはおむつ交換台があるのに男性用にはないというトイレが割とあるので、成田空港はちゃんとしてて良かった。

欲を言えば個室の外にあったらよりありがたかったが。

 

これらのリニューアルに加えて、デザイントイレは、入り口近くに(かなり大きい)手荷物用カートごと入れる個室があり、着替えボードも設置された多目的トイレもあり、子供用トイレもあり、男女それぞれのトイレではこれから用を足す人と終わって出て行く人が交錯しないように動線がしっかり考えられているし、各個室内にはスーツケースを持って入れるだけのスペースがある。

さらには全個室に手すりがつき、目の不自由な人向けの音声案内と、耳の不自由な人に緊急を知らせるフラッシュライトも付いている。

かつての成田空港のトイレは、スーツケースを個室に持ち込むだけのスペースがなく、仕方なくドアの外に置いたまま本人だけ入っている、というのをよく見かけたものだった。

それがリニューアルしたことでみんなが快適に使えるトイレに!良かった!

 

とまあ、アンチ和式派でありウォシュレット設置推進の急先鋒である私としては大変嬉しい限りなのだが、先日例のデザイントイレを利用したときにさらに感心したことがひとつ。

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ウォシュレットのリモコンは壁についているタイプだった。日本が世界に誇る(ドバイ空港のエミレーツファーストクラスラウンジの便器にも採用された)TOTOの製品らしい。

 

注意書きをよく見ると…

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「ボタンを『カチッ』と音がするまで押すと、発電して各機能が使えます。」と書いてあるではないか。

つまり、リモコンの電池切れでウォシュレットが使えない!!という状況がないということ。さすがTOTO!すごいぞTOTO!

 

というわけで、見えないところでもどんどん技術は進歩しているのだなあという話でした。

これからは、せっかくの成田空港という立地を活かして、いっそハイテクトイレの見本市みたいになればいいと思います。

オシッコするだけで健康状態を電子カルテ化! 世界が仰天する"ジャパニーズ・トイレ"の未来 - ログミー

こういうのとか、

TOTO トイレの臭いで健康チェック: 日本経済新聞

こういうの。

絶対外国から来た人驚くよね?