2ビルの地下に新しいアイテムが
こんばんは、なりっぴです。
先ほど第2ターミナルの地下に行ったところ、謎の液晶案内板が天井から設置されていました。
フルカラーのアニメーションで、すらすら動いてました。
「ターミナル2」という文字と、「←CART OK! | 第2ターミナル国際線出発 | 第3ターミナル」という文字が交互に表示されます。
しかし…
この案内板、ちょ…ちょっと小さくない…??
引いて撮影した写真が
これなんですが、どれだか分かりますか?
これです。
この手前には[←第3ターミナル|↑第2ターミナル]という大きな天井からのサインがあり、この写真を撮った位置まで来てやっとこの新しいサインを見ることができます。
しかし、この位置まで来たときには斜め上前方に設置されており、かつ小さいためそこまで視界に入りません。
液晶画面で文字や情報が動いているから、視界の隅に入ったときに気がつく可能性は増えますが、そもそも写真でも分かる通りこの周りには情報が溢れているんですよね。
手前にも横にも奥にも床にもたくさんのサインが掲示されています。
本当に目立たせたいのであれば、単に液晶を追加して動画で動かすのではなくて、周りのサインを多少削るなどの取捨選択が必要なのでは?と思いました。
できればエスカレーターを使ってほしいのかな?
この場所から、国際線の出発階と第3ターミナルへはこの左側にあるエスカレーターを上って行くのですが、実は成田空港内のエスカレーターって手荷物カートを押したまま上れるようになっています。
この新しいサインは、カートを押す人を前方左右にあるエレベーターではなくて横のエスカレーターに誘導する目的もあるのかもしれません。
実はこのエリアは鉄道駅→出発階に向かう人と、到着階→鉄道駅に向かう人が交錯して混雑する場所です。
その上、鉄道から降りて荷物をカートに満載した人が、出発ロビーに上がるべくエレベーターの前に行列を作るんですよね。しかも1台のエレベーターには同時にカートが1,2台しか乗れません。
エスカレーターの前の柱には「CART OK!」と大きな表示がされていますが、あまり効果があるようには見えません。
この手前にある案内所の人がたまに声をかければエスカレーターを利用する人も増えるような気はしますが、本来の業務がおろそかになってしまいますし…
というわけで次の策としてこの案内板が導入されたのでしょうか?
これを見て、エレベーターの混雑が緩和されるといいのですが。
案内表示の難しさ
改めて、公共施設において設計者の意図通りに施設を使ってもらうことと、そのための案内表示の難しさについて考えさせられました。
成田空港のエスカレーターでカートが使える件については、また記事にしたいと思います。お読みいただきありがとうございました。
- 作者: 馬場正尊,Open A,木下斉,松本理寿輝,古田秘馬,小松真実,田中陽明,樋渡啓祐
- 出版社/メーカー: 学芸出版社
- 発売日: 2015/04/10
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (3件) を見る
こちらもどうぞ