こんにちは、なりっぴです。
さて、今週も成田空港に主に関連する話題をいくつかピックアップし、あーだこーだ言いたいと思います。
ピーチ就航5周年と、LCCの隆盛
国内で最初に就航したLCC、ピーチが5周年を迎えました。
2012年はピーチ、ジェットスター・ジャパン、旧エアアジア・ジャパン(現バニラエア)と、国内LCC3社が相次いで国内線に就航し、「LCC元年」とも言われた年でした。
あれから5年、国内各空港にはどんどんLCC用のターミナルが建設されました。
- 成田には第3ターミナル
- 関空には第2(国内線)と第2(国際線)の2つ(2つも!)
- 那覇にはLCCターミナル
また、計画段階のものもいくつか。
<新千歳空港>
同社が拡張を計画する国際線ターミナルビルに隣接し、2019年度開業を目指す。ホテル開業に併せて国際線ビルも拡張するほか、格安航空会社(LCC)の利用を想定した新ターミナルビル建設も検討する。
<中部空港>
中部国際空港は3月31日、LCC(低コスト航空会社)向けの新ターミナルビルを2019年度上期までの供用を目指して整備することを発表。
国内LCCも上記3社に加えて、春秋航空日本、新エアアジア・ジャパンと、どんどん設立されてきました。
成田空港でも、国内4社以外にも海外のLCCが10社以上乗り入れています。
[LCC 成田] こんなにたくさんある成田のLCC! 成田空港発着のLCCまとめ(国内線・国際線) | LCCまとめ
※上記は少し情報が古い上にエアプサンが第2ターミナルと紹介されている(就航当初から第1ターミナル南ウイング)という間違いもありますが、おおむねよくまとまっています。
成田空港の2016年1月〜12月の総旅客数に占めるLCCの割合は、実に24.2%もあります。人数で言うと945万人だそうです。
NAAの夏目誠社長は総旅客数のうち24.2%がLCCで、国際線は12.7%、国内線は77.2%だったと説明した。旅客数から計算すると、国際線と国内線を合わせ945万人程度がLCCを利用し、国際線は約407万人、国内線は約540万人が利用したことになる。
成田を拠点とするLCC各社は増機を進めていますし、成田空港には駐機場を増やす計画もあります。www.love-narita.com
東京でオリンピックが開催される2020年、いったいどれくらいの人がLCCを利用することになるのでしょうか?
そして、国内各空港で計画される拡張計画。場当たり的なつぎはぎの拡張にはなっていないでしょうか?国内空港の拡張については、また別途記事を書きたいと思います。
LCCは新しい需要を創出しているのではなかったか?
ピーチの目覚ましい発展ぶりの陰で、こんな話もありました。
2015年11月以来、前年割れが続く国内線の旅客数は4%増の52万4734人で、1年3カ月ぶりに前年を上回った。
関西空港の国内線旅客数は、2015年11月をピークに頭打ち状態となっていたのが、今年1月にやっと前年を上回ったそうです。
ピーチは関西空港を発着する便数では国際・国内線ともに最多の航空会社だそうです。
本拠地とする関西空港を発着する定期旅客便の便数は、国内線と国際線ともにピーチが最多となっている。
ということは、ピーチの躍進の一方でこれまで就航していた航空会社が路線を減らしたり旅客数を減らしているということになるのでしょうか?
関西圏の乗客を巡ってシビアな闘いが繰り広げられていると言えそうです。
3月に入り2018年4月入社の採用活動が始まりましたね。成田空港で働きたい!と思う方向けに成田空港のいろいろな会社の紹介なども書ければいいなと思っています。
それでは今週はこのへんで!
先週の分はこちらです。